不動産鑑定士
不動産鑑定士
不動産鑑定士とは、国土交通省管轄の国家資格。試験は、国土交通省土地・水資源局地価調査課が実施している。4月に行われる第1次試験は国語、数学、論文の3科目。これに合格すると7・8月の第2次試験に進む。2次試験は民法、不動産に関する行政法規、経済学、会計学、不動産の鑑定評価に関する理論の5科目。この2次試験に合格し、2年以上の不動産に関する鑑定評価の実務経験(2次試験前の期間を含む)を経て、不動産鑑定士補の登録が可能になる。登録後、さらに1年間の実務補修を受け、12月の第3次試験で不動産の鑑定評価に関する実務についての論文と演習問題をクリアすると、不動産鑑定士の資格取得となる。2次試験の合格率は13%前後。不動産鑑定士は、土地価格の変動や物件周辺の交通の便、環境などを考慮しながら建売住宅やマンションの価格決定に必要な鑑定業務を行い、公正かつ適正な不動産取引を実現する。好況時には不動産取引が増大し、不況時には融資に伴う担保評価が増えるため、景気には左右されない仕事だ。国や地方自治体からの委託業務も多く、収入面では安定している。なお2006年より試験制度が大幅に改正され、簡素化される予定だ。